6.
生命について
ところで、「人間の生命」または「人間の心」と言い換えてもいいですが、このことについて、あなたはどのように理解していますか。
現在の地球では、大きく分けて二通りの考え方があるようです。一つは「人間は輪廻転生を繰り返して永遠に存在する」という考え方。もう一つは「人間は死ねば終わり。無に帰する」という考え方です。およそどの人も、このどちらかの考え方をもっていることでしょう。
しかし、宇宙の眼から見れば、このどちらも真実ではないと言わねばなりません。確かに、この大宇宙の中で神様から分かたれた「魂」は、未来永ごうに存在します。けれども、その魂に育ってゆく自由意思、つまり「人間の心」も、無条件に永遠に存在するのかと言えば、実はそうではないのです。
神様から自由意思をいただいた人間の心が、宇宙と調和する「光」の方向へ育ってゆくのか、それとも宇宙と調和せず「闇」にとどまったままなのか、それは、自由意思を与えた神様にとっても、自由意思をいただいた魂にとっても、大きな大きな謎なのです。
もし、人間の心が、「闇」にとどまったままならば、その自由意思はやがて消滅します。そして「光」に向かって育つならば、その自由意思は永遠の存在を約束されます。
このどちら側へ転ぶのか、そこに先ほどの『湧玉の祝事の儀式』が大きく関係してくるわけです。
第2部
進化のために
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