新しい世の建設はすでに始まっている
さて、根っこが断たれ、浮き上がったカルマがこれから噴き出してくる、そこから学ぶことがこれからの課題です、と前に書きました。では具体的に、私たち地球人は何をすればよいのでしょうか。
「我が家の建て替えの話」を思い出してください。あの家族は、古い家の引っ越しや解体をする前に、新しい家の設計について相談しました。新しい家の建築は古い家の解体が終わった後だけれど、その設計図は先に出来上がっていました。
この新しい家の設計図を作ること。これが、私たち地球人のこれからの仕事です。それは実際には、古い世が壊れていく姿を見ながら、体験しながら、新しい世のあるべき姿を心に描くことです。
身のまわりや社会に起きる出来事をよく観察し、この現象の原因は一体何だったのだろう、天の神様の思いと照らして、「真」と「愛」に照らして、どこがいけなかったのだろう、そのようなことを自分なりに考えてみる。そして、新しい世界はどうあるべきか、どうあって欲しいのかを、自問自答すること。その思いが、きたる新しい世の設計図になります。
このようなことは信じられないかも知れませんが、本当のことです。今のこの古い世も、地球の人々が長い年月にわたって心に描き続けてきた思い(物欲、我欲)が、そのまま形になって現れたにすぎません。天の神様は人間の自由意思をどこまでも尊重されます。つまり、新しい世の姿も、地球の人々が心から願った世界が、実際に形となって現れて来るわけです。
新しい世は、人々の心の輝きが見える世界です。人々が心に描いたことはストレートに形となって現れます。ですから、できるだけ素晴らしい世界になるよう、今から心に描いておくことは、とても大切です。新しい世の建設は、もうすでに始まっているのです。
第4部
これからの生活
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